11/10 学科 ポートフォリオ作成基礎④【オンライン】
本日のテーマ
とにかく「考える」です!
🎨 デザイン費用と選ばれるデザイナーになるための思考力
はじめに
デザイン費用とは何か?そして、選ばれるデザイナーになるにはどんな「考える力」が必要なのか?このページでは、費用の基本から、提案力・視点の持ち方まで、実践的に学べる内容をまとめています。
💰 費用の基本理解
費用とは?
- 経済活動に伴って支払う金銭
- 企業活動で資産を減少させる支出全般
経費との違い
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 費用 | 会社が支出したすべてのコスト |
| 経費 | 業務上必要で売上に繋がる支出 |
費用の分類
- 原価:製造原価、売上原価など
- 期間費用:人件費、家賃など
- 損失:火災損失、資産売却損など
🎨 デザイン費用の構成と相場
構成要素
- 作業費(人件費)
- 技術料(企画・表現力)
- 修正費(デザイン費の20〜40%)
相場例
| 制作物 | 相場 |
|---|---|
| 名刺 | 〜1万円 |
| ロゴ | 2.5万〜8.5万円 |
| キャラクター | 3万〜5万円 |
| ポスター・カタログ | 8万〜10万円 |
税務処理
- 源泉徴収:報酬の10.21%
- 100万円超:超過分は20.42%
🧠 選ばれるデザイナーになるための「考える力」
ポイント1:目的を持つ
- 何のためにデザインするのか?
- どんな反響を期待しているのか?
ポイント2:生産性を意識する
- 限られた時間で最大の成果を出すには?
- 修正や再利用を見越した設計ができているか?
ポイント3:利益に結びつける
- クライアントの売上やブランド価値にどう貢献するか?
- デザインが「価値ある投資」になるように提案できるか?
🗣️ 主語で視点を広げる:「わたしは」「あなたは」
自分視点(わたしは)
- わたしは、どんなロゴが必要だと思うか?
- わたしは、誰にどう見られたいのか?
※相手視点(あなたは) 重要ポイント
- あなたは、どんなロゴを求めているか?
- あなたは、どんな場面で使うことを想定しているか?
👉 両方の視点を持つことで、提案力と共感力が高まります。
🧩 実践例:ロゴ制作依頼が来たら?
ステップ
- ヒアリング(目的・ターゲット・使用場面・予算)
- 自分の視点で仮説を立てる
- 相手の視点で質問を投げかける
- 提案を構造化して提示する(目的・効果・費用)
🏗️ 今後の学習の進め方
- 多くの作品を作りながら「考える力」を鍛える
- 主語の使い方で視点を広げる
- 目的・生産性・利益の3軸でデザインを構築する
- ポイント1 目的をしっかりと持つ
- ポイント2 生産性を意識した業務
- ポイント3 そもそも利益に結びつける
✨まとめ
デザイン費用は単なる金額ではなく、「価値の対価」です。選ばれるデザイナーになるには、費用の意味を理解し、目的・生産性・利益を意識した提案ができること。そして、自分と相手の視点を行き来しながら、共感と構造を持って作品を創造する力が求められます。
